令和8年・2026年版

窓リフォームで使える
2つの国の補助金

「先進的窓リノベ2026事業」と「みらいエコ住宅2026事業」の違いを、千葉県の内窓専門店・窓名人が分かりやすく解説します。

  • 最大100万円1戸あたり
  • 2.2万~15.2万円内窓1か所
  • 5万円以上1申請の補助額

情報更新:2026年8月31日 ※予算上限に達すると期限前でも受付が終了します。

結論

内窓だけを設置するなら、基本は「先進的窓リノベ2026事業」です。「みらいエコ住宅2026事業」は、窓に加えて躯体の断熱改修などを組み合わせ、住宅全体の省エネ性能を高めるリフォームに向いています。

住宅省エネ2026キャンペーンとは

国土交通省・経済産業省・環境省が連携し、住宅の省エネ化を支援する補助事業です。窓名人では、窓リフォームに関係の深い次の2事業をご案内します。

窓に特化

先進的窓リノベ2026事業

高断熱窓の設置に特化した制度です。内窓設置、ガラス交換、外窓交換などが対象で、内窓だけの工事でも要件を満たせます。

最大100万円/戸
  • 内窓だけのリフォームに利用しやすい
  • 性能とサイズに応じた定額補助
  • 登録事業者が申請手続きを行う
住宅全体の省エネ改修

みらいエコ住宅2026事業

窓・床・壁・天井の断熱改修や省エネ設備などを組み合わせる制度です。原則として平成28年12月31日以前に新築された住宅が対象です。

最大100万円/戸
  • 所定の組み合わせ工事が必要
  • トリガールームの設定が必要
  • 住宅の新築時期で上限額が変わる

2つの補助金の違いを比較

表は横にスクロールできます →

比較項目 先進的窓リノベ2026 みらいエコ住宅2026
主な目的高断熱窓の導入住宅全体の省エネ改修
内窓だけの工事利用しやすい原則、所定の組み合わせ工事が必要
対象住宅既存住宅原則、平成28年12月31日以前に新築された住宅
補助上限100万円/戸40万~100万円/戸
補助額窓の性能・サイズ・建物種別で決定対象工事ごとの補助額を合計
最低補助額1申請あたり5万円以上原則5万円以上
他の構成事業で交付決定を受ける場合は2万円以上
申請者登録された窓リノベ事業者登録されたみらいエコ住宅事業者
工事着手期間2025年11月28日~遅くとも2026年12月31日
※予算上限に達した場合はその時点まで

同じ窓に2つの国の補助金を重ねて申請することはできません。

複数の窓を両事業に分けて申請する場合も、それぞれの制度要件を満たす必要があります。先進的窓リノベ2026側は、単独で補助額5万円以上が必要です。

先進的窓リノベ2026事業

既存住宅の窓を高断熱化するための制度です。既存窓の室内側に新しい樹脂製内窓を設置する工事は、代表的な補助対象工事です。

対象となる方

住宅の所有者やその家族、賃貸住宅の所有者、賃借人、集合住宅の管理組合などが対象です。登録事業者と工事請負契約を締結している必要があります。

対象となる工事

ガラス交換、内窓設置、外窓交換が対象です。ドア交換は、窓工事と同一契約で同時に申請する場合に限られます。

補助額の条件

1申請あたりの合計補助額が5万円以上であることが必要です。住宅1戸あたりの上限は100万円です。

内窓設置として認められる主な条件

既存外窓の内側に新設するか、既存の内窓を撤去して新しい内窓へ交換する工事で、原則として既存外窓の開口面から室内側50cm以内に平行に設置する必要があります。対象製品として登録された製品を使用します。

内窓設置の補助額

内窓1か所あたりの補助額は、建物種別・内窓の性能区分・サッシ面積で決まります。金額は工事費の一定割合ではなく、条件ごとに定められた定額です。

戸建住宅

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性能区分
0.2~1.6㎡未満

1.6~2.8㎡未満

2.8~4.0㎡未満
特大
4.0㎡以上
S
Uw1.5以下
22,000円34,000円52,000円76,000円
P(SS)
Uw1.1以下
36,000円58,000円89,000円140,000円

集合住宅

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性能区分
0.2~1.6㎡未満

1.6~2.8㎡未満

2.8~4.0㎡未満
特大
4.0㎡以上
S
Uw1.5以下
24,000円37,000円57,000円83,000円
P(SS)
Uw1.1以下
40,000円64,000円98,000円152,000円

※サイズは内窓のサッシ面積で判定します。性能区分は内窓単体ではなく、既存外窓との組み合わせや対象製品の仕様等によって決まります。正式な補助額は対象製品の性能証明書と現地調査の結果により確認します。

補助額5万円以上の例

戸建住宅でS性能・小サイズを3か所設置した場合、補助額の目安は22,000円×3か所=66,000円となり、最低補助額5万円以上の条件を満たします。実際の性能区分・サイズ・対象可否は個別に確認が必要です。

みらいエコ住宅2026事業

住宅全体の省エネ性能を高めるための制度です。内窓だけを付ければ利用できる制度ではなく、「トリガールーム」で所定の要件化工事を行う必要があります。

対象住宅

原則として、平成28年12月31日以前に新築されたことを、不動産登記の建物の登記事項証明書で確認できる住宅が対象です。

※平成29年以降の住宅でも、所定の省エネ基準を満たしていないことを証明できる場合は対象となる可能性があります。

トリガールーム

外皮に面する窓があるリビング、寝室、子ども部屋、キッチン、書斎など、継続的に使用する1つの居室を選びます。その部屋の外皮に面するすべての開口部を断熱改修する必要があります。

※トイレ、浴室、洗面室、廊下、納戸、玄関ホールなどはトリガールームにできません。

住宅の新築時期と補助上限

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住宅の新築時期 義務基準相当
開口部+躯体断熱+特定エコ住宅設備
次世代省エネ基準相当
開口部+躯体断熱
平成3年以前100万円/戸50万円/戸
平成4年~平成28年80万円/戸40万円/戸

P・S性能の窓は、原則として先進的窓リノベ2026側で補助申請します。

みらいエコ住宅2026の要件化工事として窓改修を数えることはできますが、同じP・S性能の窓について、みらいエコ住宅2026からも重ねて補助を受けることはできません。性能区分Aの内窓は、みらいエコ住宅2026側の補助対象となります。

みらいエコ住宅2026で対象になるガラス交換

既存の窓枠を残し、単板ガラスなどを登録された複層ガラス・真空ガラス等へ交換する工事です。対象可否は、既存サッシの材質と交換するガラスの断熱性能の組み合わせで決まります。

補助金を使う条件になる

性能区分B・Cのガラス

トリガールームの窓に使用できます。補助制度を利用するために必要な「開口部の断熱改修」として認められ、ガラス交換の補助額も受けられます。

条件成立後に追加できる

性能区分D・Eのガラス

D・Eだけでは補助制度を利用できません。別の部屋などでB・C以上の窓改修と必要な断熱工事を行い、制度の利用条件を満たした後に、補助額へ追加できるガラスです。

言葉の意味を簡単にすると

要件化工事=みらいエコ住宅2026を利用するために、必ず行わなければならない工事です。

補助対象工事=要件化工事を満たした後、補助金額の計算に追加できる工事です。

つまり、B・Cは「利用条件を作れて、補助額も出る」D・Eは「利用条件は作れないが、条件成立後なら補助額が出る」という違いです。

B・Cで必要になる工事の組み合わせ

次世代省エネ基準相当

開口部+躯体の断熱改修

  1. リビングなど1室をトリガールームに選ぶ
  2. その部屋の外気に面する窓をすべてB・C以上へ改修
  3. 判定された床・壁・天井などの断熱改修を行う

補助上限:平成3年以前は50万円、平成4年~平成28年は40万円

義務基準相当

開口部+躯体断熱+省エネ設備

  1. トリガールームの窓をすべてB・C以上へ改修
  2. 判定された床・壁・天井などの断熱改修を行う
  3. 高効率給湯器または高効率エアコンを設置する

補助上限:平成3年以前は100万円、平成4年~平成28年は80万円

必要な躯体断熱の部位は住宅ごとに異なります。

床・壁・天井のうち、どこを何か所断熱改修するかは、住宅の建築時期、トリガールームの位置、上下階や隣室との接し方、窓の性能区分によって変わります。契約前に公式シミュレーションまたは登録事業者による判定が必要です。

既存サッシとガラス性能の主な組み合わせ

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既存サッシ・ガラスの種類 B
Uw2.3以下
C
Uw2.9以下
D
Uw3.5以下
E
Uw4.7以下
金属製サッシ
+リフォーム専用ガラス
Ug1.0以下
R2以上
Ug1.7以下
R3以上
Ug2.5以下
R4以上
Ug3.9以下
R5以上
金属製サッシ
+汎用品ガラス
Ug1.0以下
GC以上
Ug1.7以下
GF以上
Ug2.5以下
GI以上
Ug3.9以下
GL以上
アルミ樹脂複合サッシ
+汎用品ガラス
Ug1.4以下
GE以上
Ug2.2以下
GH以上
Ug2.9以下
GK以上
Ug4.4以下
GL以上
樹脂・木製サッシ
+汎用品ガラス
Ug1.9以下
GG以上
Ug2.8以下
GJ以上
Ug3.8以下
GL以上
製品ごとに確認

※Uwは窓全体、Ugはガラス中央部の熱貫流率です。数値が小さいほど断熱性能が高くなります。「R2」「GC」などは補助制度上のガラスグレードコードです。実際の区分はメーカー発行の性能証明書で確定します。

ガラス交換の補助額

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性能区分
0.1~0.8㎡未満

0.8~1.4㎡未満

1.4㎡以上
B4,000円16,000円24,000円
C・D・E3,000円13,000円18,000円
Y・Z
日射取得率による区分
5,000円18,000円27,000円

※補助額は窓の数ではなく、交換するガラス1枚ごとに計算します。ガラス面積0.1㎡未満は対象外です。ドアに組み込まれたガラスだけを交換する工事は対象外です。

ガラス交換の具体例

例1|B・Cで条件成立

リビングの窓をすべて交換

リビングをトリガールームにし、外気に面するすべての窓をBまたはC性能のガラスへ交換。さらに判定された床・壁・天井の断熱改修を行います。

結果:B・Cのガラス交換は「利用条件」と「補助額」の両方に使えます。

例2|省エネ設備も設置

窓+断熱材+高効率エアコン

トリガールームの全窓をB・C性能へ交換し、必要な躯体断熱と高効率エアコンまたは高効率給湯器を組み合わせます。

結果:義務基準相当の組み合わせとなり、住宅の建築時期に応じて補助上限が80万円または100万円になります。

例3|D・Eを追加

寝室のD・Eガラスも申請

リビングでB・C性能の全窓改修と必要な断熱工事を行い、制度の利用条件を成立させます。そのうえで、寝室の窓をD・E性能のガラスへ交換します。

結果:寝室のD・Eガラスも補助額へ追加できます。ただし、D・Eは利用条件を作る工事には数えられません。

対象にならない例

D・Eのガラス交換だけを実施

住宅内の窓をD・E性能のガラスへ交換しただけで、B・C以上の開口部改修や必要な躯体断熱を行っていない場合です。

結果:みらいエコ住宅2026の利用条件を満たさないため、D・Eのガラス交換にも補助金は交付されません。

対象となり得る代表的な製品名

AGC

ペヤプラス

既存の単板ガラス用サッシを利用して交換できる、アタッチメント付きLow-E複層ガラスです。既存サッシを残したまま断熱性能を高められます。

日本板硝子

スペーシアシリーズ

真空ガラス「スペーシア」「スペーシアクール」「スペーシア静」「スペーシア21」「スーパースペーシア」「クリアFit」などが登録対象製品に含まれます。

日本板硝子

ペアマルチシリーズ

「ペアマルチLow-E」「ペアマルチスーパー」「ペアマルチレイボーグ」「ペアマルチ」などがあります。ガス入り・中空層・ガラス構成によってグレードが変わります。

重要

商品名だけでは判定できません

同じシリーズでも、ガラス構成・厚さ・中空層・ガス入り仕様・既存サッシの材質で対象区分が変わります。必ず2026年度の登録型番と性能証明書を確認します。

分かりやすい代表例

一般的なアルミサッシの単板ガラスを、登録された「ペヤプラス」や「スペーシアシリーズ」へ交換する方法が候補になります。ただし、製品仕様によってB・C・D・Eのどの区分になるかが異なるため、見積もり時に登録型番と性能証明書を確認します。

どちらの制度を利用すればよい?

内窓
だけなら

先進的窓リノベ2026がおすすめ

寒さ・暑さ・結露・防音対策として内窓を設置する場合は、先進的窓リノベ2026を優先して検討します。窓の性能とサイズで補助額が決まるため、見積もり前に概算しやすい制度です。

住宅全体
なら

みらいエコ住宅2026も併せて検討

窓だけでなく、床・壁・天井の断熱材、高効率エアコン・給湯器、省エネ設備などをまとめて改修する場合は、みらいエコ住宅2026も検討します。建築時期と工事の組み合わせによる判定が必要です。

制度の選択は、契約・着工前に確認してください。

対象製品、既存窓の状態、窓数、サッシ面積、住宅の新築時期、同時に行うリフォーム内容によって最適な申請方法が変わります。

ご相談から補助金還元までの流れ

  1. お問い合わせ窓のお悩み、設置場所、希望時期などをお聞かせください。
  2. 現地調査・採寸窓の寸法、取付スペース、既存窓の状態を確認します。
  3. 対象制度の確認製品性能、窓サイズ、住宅条件から対象可否を確認します。
  4. お見積もり工事費と補助予定額を分かりやすくご案内します。
  5. ご契約工事内容と補助金の共同事業実施規約などをご確認いただきます。
  6. 内窓の製作採寸寸法に合わせ、オーダー製作を行います。
  7. 内窓設置工事工事前後の写真を記録し、内窓を丁寧に取り付けます。
  8. 交付申請・還元工事完了後に登録事業者が申請し、交付された補助金を還元します。

補助金の交付は保証されるものではありません。申請内容の審査があり、予算上限に達した場合は受付が終了します。余裕を持った現地調査・契約・施工をおすすめします。

よくある質問

内窓だけの工事でも補助金を利用できますか?

はい。先進的窓リノベ2026事業は、対象製品を使用し、1申請あたりの合計補助額が5万円以上になるなどの要件を満たせば、内窓設置だけでも利用できます。

補助金は自分で申請できますか?

原則として、お客様自身では申請できません。住宅省エネ2026キャンペーンに登録した事業者が、工事発注者に代わって交付申請を行い、交付された補助金をお客様へ還元します。

2つの補助金を併用できますか?

同じ窓に両制度を重ねて申請することはできません。別の窓や別の工事に振り分ける場合は、両制度それぞれの要件を満たす必要があります。P・S性能の窓は原則として先進的窓リノベ2026側で申請します。

みらいエコ住宅2026は内窓だけで利用できますか?

原則として内窓だけでは利用できません。トリガールームを設定し、開口部の断熱改修に加えて、躯体の断熱改修など所定の組み合わせ工事を行う必要があります。

みらいエコ住宅2026で対象になるガラス製品は何ですか?

代表例として、AGCの「ペヤプラス」、日本板硝子の「スペーシアシリーズ」や「ペアマルチシリーズ」などがあります。ただし、同じ商品名でも仕様・登録型番・既存サッシの材質によって対象区分が変わるため、2026年度の登録型番とメーカー発行の性能証明書による確認が必要です。

性能区分B・CとD・Eは何が違いますか?

B・Cは、トリガールームの開口部断熱改修として制度の利用条件を作ることができ、ガラス交換の補助額も受けられます。D・Eは制度の利用条件を作ることはできませんが、別途B・C以上の窓改修と必要な断熱工事で条件を満たした後なら、他の部屋などのガラス交換を補助額へ追加できます。

賃貸住宅やマンションでも対象になりますか?

対象になる可能性があります。賃借人、賃貸住宅の所有者、集合住宅の管理組合なども対象者に含まれます。ただし、賃貸借契約や管理規約、管理組合の承認などを別途確認してください。

先進的窓リノベ2026の期限はいつですか?

工事着手の対象期間は2025年11月28日から遅くとも2026年12月31日までです。ただし、予算上限に達した場合は期限前でも受付が終了します。

内窓1か所だけでも申請できますか?

先進的窓リノベ2026は、1申請あたり合計補助額5万円以上が必要です。1か所の補助額が5万円未満の場合は、その申請だけでは対象になりません。複数窓をまとめて条件を満たせる場合があります。

補助額は工事代金の何%ですか?

先進的窓リノベ2026の内窓補助額は、工事代金に対する一定割合ではありません。建物種別、対象製品の性能区分、内窓のサッシ面積に応じて、1か所ごとの定額が決まります。

補助金を使った内窓工事をご相談ください

窓名人が現地調査を行い、窓のサイズ・製品性能・住宅条件を確認したうえで、工事費と補助予定額をご案内します。

掲載内容は2026年8月31日時点の公表情報に基づきます。制度内容・期限・対象製品等は変更される場合があります。最新情報は各事業の公式サイトでご確認ください。

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